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アジアホームズ 髙橋です。
先週、青森県立弘前高等技術専門校の生徒さんが見学に来た際、女性の生徒さんも4、5人いらっしゃいました。
もちろん男性の生徒さんの方が倍以上多かったのですが、女性も割と多いなという印象を受けました。
まだ設計をやるか、施工管理をやるか、大工になるか、デザイナーになるか、他業種に行くか、何も決まってないと思いますが、青森県立弘前高等技術専門校出身の弊社の伊藤さんは元々【大工】になるために学校に行ったそうです。
ただ、怪我の関係で大工でない仕事をする事にしたそうですが、女性の大工さんとしてアジアホームズに入社していたかもしれません。
求人では性別制限などはありませんので、もちろん女性で大工さん志望で来てくれる可能性もあります。
もちろん応募、ウェルカムです。
ただ、これまで女性の大工さんを雇った経験もないですし、現場でもクロス屋さんや畳屋さん、塗装屋さんでは女性の職人さんは見たことはありますが、そもそも女性の大工さんと接したこともありません。
ウェルカムと言いながら、応募してくれる人が来て雇用した場合、ちゃんと一緒に働いていけるのか。
上の写真の若手大工2人にも、もちろん大工の課長 熊谷さんにも正直に意見を聞いたりして課題を共有しています。
もちろん、女性の大工さんが来た場合の課題として考えたものですが、考えていくと特にそれに限った課題でなく、業界全体の課題でもあるものも多いです。
例えば、現場のトイレ問題。
先ほども出てきた、伊藤さんは大工さんではなく現場監督として入社してくれてます。事務所はもちろん、男女別になっていますが、現場ではまだ仮設トイレが1つだけ。
しかも臭いし汚い。土木・建設業の代名詞【3K】汚い・きつい・危険の内の一つがまだ身近に課題としてありました。
あまり言えませんが、私自身も仮設トイレは汚いので極力入らないです。最近、進んでいる会社さんでは、女性専用の仮設トイレの設置が増えてきています。
これは、仮設トイレを一つ増やすだけなので、なんとかなりそう。
ここからはちょっとセンシティブかもしれませんが、シンプルに筋力の差。
ベニヤ板を一度に4枚ずつ運べるか、2枚ずつ運べるか。明確に差が見える部分が起こりえます。
そこで、良くも悪くも指示に『手加減』が生まれると思われます。仕方ないとは言え、そこに本人自身が喰らうものもあるのではないだろうか、と思ってしまいます。
では、逆に考えて...
筋力や身長など少し性別による不利な部分を除いて、有利になる部分はどこにあるだろうか。
1つは、お客様が女性の場合。
職人さんが男性だらけの時に、女性の職人さんがいた時、少し話や相談しやすいとかはないだろうか。
他にも女性的な視点。
パウダールーム(女性用の化粧室、洗面所)など、女性が使う機会が多い空間の造作などがあった場合、女性的な視点から提案や工夫が生まれるのではないか。
またまたセンシティブな内容かもしれませんが、
男性の職人さんが、異性がいるという感覚を持つこと。
センシティブと言ったものの、これは結構重要かと思います。
男性ばかりだと、身だしなみやトイレの使い方など乱れがちになるものも、異性がいることで少し綺麗にしようという意識が生まれるのではないか。
常にちょっとお客様が見ているくらいの感覚に近いんじゃないかな。
などなど...
もっともっと、明確な【女性大工の武器】を考えて、用意して、いつか来るかもしれない応募に万全に備えていきたいです。
【アジアホームズ 髙橋 大佑】